こんにちは、はやし歯科ほんまち院の林です。
先日テレビでSixTONESというアイドルグループの番組で、お口ケアというテーマで口臭予防と口内炎についてのお話がありました。
この番組のターゲットは中高生(中高年ではありません)のようですが、なんと高校生の86.5%がお口の悩みがある、と答えたそうです。結構びっくりしました。
今日は口内炎についてお話しします。口臭はまた今度にします。
口内炎、なったことありますか?大抵の方はありますよね。痛いししみます。一個でもできると少しテンション下がりますし、たくさんできると楽しくお食事しにくくなりますよね。
口内炎と一口に言いましてもさまざまな種類があり、それにより原因も異なります。
一般的に口内炎と呼ばれるものは、アフタ性口内炎、というもので、これについては原因がはっきりとはしていませんが、栄養の偏り、疲労、ストレス、免疫力の低下などに関与していると言われています。私も小さい時に風邪をひくと口内炎ができて辛かったことがあります。また、私の友人は、ストレスがかかっている時期に口内炎が急にたくさんでき、マルチビタミンを摂り出したらできにくくなった、といっていました(あくまで体験談ですが)。
何にせよ大事なことは、いつもお口の中はクリーンにしていただきたいのですが、口内炎ができている時は、より口腔内を清潔に保っていただきたいのです。
アフタ性口内炎であれば、大抵1週間程度で良くなります。
しかしアフタ性でない口内炎もあります。ヘルペス性のウイルスに起因するものや、カンジダ性(いわゆるカビ)、薬剤性、ニコチン性、放射線性、梅毒性などもあります。
さらには口内炎と思ったら口内炎じゃなかった、なんてこともあり得ます。
たかが口内炎、されど口内炎なのです。
脅すわけではありませんが、事実として口内炎をきっかけに命に関わる病気が発覚することは十分あり得ます。
その一つに舌癌があります。舌癌は口内炎とは違いますが、初期は口内炎に似ており、鑑別が必要となります。しこりがある、2週間以上続く、など今までの口内炎の症状と違いがあれば、歯医者さんにすぐ相談してください。
形の悪い、舌に当たるような被せ物や、虫歯などでできたら歯の鋭縁などによって慢性的に舌の縁に刺激が加わって炎症を起こし、舌癌の原因となることもあると言われています。
定期的に歯医者で健診を受けて舌癌の原因となり得るような形の悪い歯はないか常にチェックし、尚且つお口の中に異変を感じた場合はすみやかに歯医者を受診されることをおすすめします。
何かお口の中に異変を感じる前にはやし歯科ほんまち院にいらしてください。
ただし粘膜疾患に関しては、当院での治療が難しかったり、侵襲性の高い検査が必要となる場合は大きな病院を紹介することもあります。複数の口腔外科専門医の先生方の目によって、より確実に診断してもらい、安全に治療を進めていただくこともございますのでご了承の程よろしくお願い申し上げます。