こんにちは、はやし歯科ほんまち院の林です。
前回はお子様向けの粉薬の服薬補助剤についてお話ししました。
今日は特に苦い粉薬の時のことを書きます。
できればあまり出したくはないですが、本当に必要な場合はお子様にも抗生剤を処方することがあります。
抗生剤の種類によっては、苦くて飲みにくいと悪評高めの物もあります。
メーカーが色々工夫してくれて味がついたりしていますが、それでも苦いようです。
以前うちの子供が体調不良の際、漢方を処方してもらいました。
え?漢方?飲めるわけなくない?と思いましたが、なんとか頑張って飲んでもらいましたので、その時のお話をします。
非常に個人的な体験談ですが、少しでも、苦労している方のお役に立てばと思います。
まず和光堂の"お薬じょうず服用ゼリー"に漢方を混ぜたところ非常に不評で、半泣きになりながら無理やり飲んでくれましたが、悪いことしたな、と心が痛むくらいに嫌がられました。
そこで龍角散"お薬飲めたね"の苦い粉薬用のチョコレート味を試しました。
ゼリーが少し硬めで混ぜやすいのですが、漢方の量が多くて粒が少し残りました。
味は"お薬じょうず服用ゼリー"よりは随分と飲みやすいけど粒がくさい、と渋々服用してくれる感じでした。
もっとないか、と探して森永の"にがいのにがいのとんでいけ"という商品に出会いました。
こちらはゼリーではなく完全にチョコレートで、少し緩めたデコペンみたいで、1包の量がかなり少なめでした。
1包を出して漢方と混ぜましたが半分以上混ざらず、失敗か?と思いましたが、お薬を無駄にするわけにいかないので、もう1包追加して練り込みました。硬めなので結構難しかったです。
なんとかまとまり子供に与えたところ、顔がパッと明るくなり、めっちゃ美味しい!と言ってくれました。
苦くない、もっと欲しい、と言われるくらいに楽に飲めました。
それまでチョコレートは苦いから大人の食べ物だと言って与えてなかったのですが、想定外にチョコレートを解禁する羽目にはなってしまったのと、もともとお値段高めな上に1回に2包使ったのですごいコストがかかる点は我が家にとってはデメリットでしたが、抵抗せずに飲んでくれるのはありがたかったです。
砂糖不使用とのことですが、歯にべったりチョコレートが残るので歯磨き前に服用していただく方が断然いいと思います。
ちなみに薬剤師さんに子供に漢方をどうやってのましたらいいですか?と聞いたところ、やはり、王道はお薬飲めたねチョコレート味で、他にはご飯に混ぜてですかね、とのことでした(が、言ってる薬剤師さんもご飯は難しいと思ってる様子でした)。
歯科的問題でお子様が抗生剤を飲まないといけないくらいの時は歯の状態があまり良くない時がほとんどです。
打撲による時もありますが、大きいむし歯の時にもなり得ますので、苦いお薬を飲む様なむし歯を作ることがないように、お子様もぜひ歯科医院に定期的に通ってください。
はやし歯科ほんまち院ではお子様の定期検診も大歓迎です。