人生会議

こんにちは、はやし歯科ほんまち院の林です。

先日中央区役所の横にある区民センターで大阪市中央区地域ケア研究集会がありました。
"多業種でいかに終活を支援するか　〜人生会議ってなに？"というテーマでした。

診療があったため少し遅れてしまいましたが、幸いグループワークに参加させてもらえました。

終活について、多業種の人達で集まって具体的にケースを提示し、多岐に渡る問題点に対する解決法をそれぞれの知恵を出し合って探す、というものでした。

中央区の大きな病院の先生や、訪問看護師、ケアマネージャーの皆さん、言語聴覚士などさまざまな職種の方々が150人以上で、その中で歯科医師の先生方も10人ほど参加していました。

訪問歯科を始めるにあたり、介護の現場の事などをより深く知るために参加しましたが、それ以上に多くの学びや気づきがありました。

医療のことはもちろん、認知が進んだ方の資産の整理の話などもありました。

人生会議って知ってますか？時々テレビなどでも取り上げられる事もあるので聞いた事ある方も多いかと思います。

人生会議とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことをいいます。

終活と言われるとまだピンとこないかもしれませんが、人生生きていれば一寸先は闇ですから何があるかわかりません。誰でもいつでも命に関わる大きな怪我や病気をする可能性があります。

命の危険が迫った状態になると、約70%の方が医療やケアなどを自分で決めたりのぞみを人に伝えたりすることができなくなると言われています。

"認知症を持つ方の決めるに関わる"というテーマで講演された先生が人生会議について、今決めなくても話し合いを重ねること、そしてそれを記録にとることが大切だとお話しされてました。

さて、先日のブログでもお話ししましたが口腔は、食べる、話す、笑うなどその人らしさを引き出す器官です。

適切に口腔ケアを行うことでより自信を持っていきいきと過ごすことにつながります。

体に不自由になったりするとお口の中のことまで手が回らないかもしれませんが、お口をケアすることで何か変わることもあるかもしれません。

色々な事情で歯科医院への通院が困難だけど歯の治療やケアを受けたい、という方は是非はやし歯科ほんまち院にご相談ください。