親知らずは必ず抜歯するものとお思いの方が多いですが、必ずしもその必要はありません。
本来、人間の歯は上下ともに16本あります。一般的に親知らずと言われる歯は、前歯から8番目の一番奥にある歯が該当します。この親知らずは、全ての人が上下合わせて4本生えてくるわけではなく、上下左右の4本が揃わない場合も多く、4人に1人の割合でまったく生えてこない人もいます。
親知らず以外の歯が上下綺麗に揃っている健康な歯であれば、親知らずは、生活をしていく上で特別必要な歯ではないことは事実です。一方で、親知らずがある方は、生えていない方よりもその分多くの歯を得ている事になります。その為、もしこの親知らずが正常に生えており、口腔環境に悪影響を及ぼしていないのであれば、無理に抜歯する必要は無く、場合によってはメリットもあります。
患者様の親知らずが抜歯すべき状態なのか、まずはお気軽に大堺筋本町駅や本町駅すぐの歯医者はやし歯科ほんまち院へ検査にお越しください。
当院には、大学病院や病院にて対応している口腔外科専門のドクターが対応しておりますので、他院で抜けない、紹介が必要と判断された方でも大阪市中央区の歯医者はやし歯科ほんまち院で抜歯できるケースが多数ございます。
親知らずは歯列の一番奥で形成されるため、生えるスペースが狭い関係上、生える方向が悪いことが多く、骨の中に埋まっていたり、途中で萌出が止まってしまうことが多い歯で、下顎では、斜めになったり、真横に生えてたりする歯が多く、上顎では歯並びからはずれて外側を向いた歯が多いです。
例えば、レントゲン写真は、横向きに生えている親知らずです。
親知らずが横向きに生えていることによって、手前の歯と親知らずが密接している箇所が黒ずんでいるのを確認頂けると思います。この部分が虫歯になっています。
親知らずがあることによって、歯茎などが痛くなる、親知らずや手前の歯が虫歯になる、口臭がする、歯並びが悪くなる時などは、抜歯する方が良いケースです。
親知らずは最も奥くにある歯のため、たとえ真っ直ぐ生えていても歯ブラシによる清掃が不十分になりやすく、虫歯になりやすい歯です。さらに、斜めに生えていたり、真横に生えてたりすると手前の歯との間に食べかすが残りやすく、手前の歯も虫歯になりやすくなりす。
親知らず周囲に食べかすなどが溜まり、周囲の歯肉を刺激し続け炎症を起こし、歯肉が痛んだり、腫れたりする可能性があります。一度、歯周炎を起こすと数カ月~半年の周期で再発を繰り返すことが多く、ひどい場合は顔が腫れて膿がたまったり、骨髄炎などの重篤な症状を引き起こす可能性もあり、注意が必要です。
水平埋伏の状態や斜めに生える歯では、萌出にともなって前の歯を押すことになるため、前歯の歯並びを乱すことがあります。

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